ルネ・ラリック

 1860年フランス生まれ。19世紀末から20世紀前半にかけて欧州で興隆したアール・ヌーヴォー、アール・デコという2つの装飾様式にわたって活躍した装飾芸術家。
 はじめ宝飾デザイナーとして活動し、サラ・ベルナールなどの女優をはじめ、カルティエ、ブシュロン、ティファニーといった有名宝飾店のデザインを手がける。1900年のパリ万博では高い評価 を得てアール・ヌーヴォー様式のジュエリー・デザイナーとして地位を確立する。
 20世紀初頭に香水商フランソワ・コティとの出会いを通して香水瓶の製作を始め、ガラス作家へと転向する。造形的魅力にあふれる彼の作品は、これまでの香水瓶のイメージを一新し、デザインの重要性を大きく知らしめることとなる。その後、花瓶、食器などの日用品から、カーマスコット、噴水、豪華客船や列車の内装に至るまで幅広くガラス作品を製作。1925年のアール・デコ博覧会ではガラスの巨匠として大成功を収める。
 現在のガラス製品の製造技法の基礎を築き、芸術と産業を結び付けたアール・デコ時代を代表するガラス作家となる。1945年没。

ラリック肖像
花瓶つむじ風
香水瓶真夜中
二羽の孔雀
カリプソ
シレーヌ
競技者

©2020 by Omura Art Museum  大村美術館

​秋田県仙北市角館町山根町39-1

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